輝く羽のブログ

環境と体と学習(発達)

【環境】というワードからあなたは何を想像しますか?

 

□温暖化などの地球や世界規模の大きな環境?

□今あなたが生活している、心地いいソファーに美味しいコーヒーなどの環境?

□大好きなパートナーや、かわいい子供、友人や仕事の人間関係の環境?

 

【環境】という言葉は、

あなたが生活している周りのすべての要素が含まれますね。

 

そしてそれは

あなたは【環境】によって大きく左右されるということです。

 

【環境】が影響するのは

□心理:価値観・思考パターン・善悪や感情のコントロールなど

□体:運動を構成する要素・感覚・身体図式(体のイメージ)など

□生活:睡眠・食・癖など

 

あなたは、出生してから

あなたが過ごした環境の様々なものの中から学習し、今があります。

 

あなたの【体】はどう学習してきたのでしょうか?

母親のお腹に宿り、約40週という期間は

母親の腹壁に体が当たることなどにより、手足の動きなどの基本を学習しながら脳が発達しています。

 

あなたは、母親から生まれ

母乳を飲むことや、抱っこされる事、おもちゃに手を伸ばす事

寝返り、はいはい、四つ這い、座る、立つ、歩くなど

繰り返していき、運動の基礎を作ってきました。

 

それは意識的(考えて運動している)ではないのです。

 

例えば

赤ちゃんは目の前で動くおもちゃに偶然手が触れた事が繰り返して

そのおもちゃに手を伸ばすことを覚えていきます

そして手にすることが出来ると、そのおもちゃを通して

握るや振るなどの動作を次々に覚えていきます。

 

これが【学習】であり【発達】の過程なのです。

子供の発達

 

 

 

 

 

 

病院勤務時代に子供のリハビリをしていた時も

この【学習】を重要視しながら運動を経験させていました。

 

今まで

人の発達への治療をしてきて

(小児のリハビリ)

人の失った機能への治療をしてきて

(脳梗塞のリハビリ・脳血管疾患のリハビリ)

感じます

 

 

【あなたに重要な事は】

□体は外からの環境刺激とのやり取りで発達している

□出生してから今までの経験が運動の基礎を作っている

□今のあなたも外からの環境刺激を基に運動を行っている

という事です。

 

では想像してみましょう。

きっとあなたも経験した事があると思います。

『予想以上に重かった』という経験です。

 

例えばあなたに【ティッシュの箱】を渡します。

あなたが手にした瞬間

【ティッシュの箱】の重さは想定していた軽いものではなく

【2Ⅼのペットボトル】の重いものだったとしましょう。

 

あなたの体は『想定外』だったにもかかわらず

勝手に腕の力を変更したり、あるいは両手で握るなどして

【ティッシュの箱】を落とさないように運動を変えませんか?

 

これが、

【ティッシュの箱の重さ】=【外からの環境刺激】

なのです。

 

あなたの【外からの環境刺激】が脳や脊髄に入り

あなたの運動を作り上げています。

環境や刺激はあなたの運動にとって重要な要素なんですよ。

【閉じこもり】や【寝たきり】はこの重要な【外からの環境刺激】取り込みを阻害する要素になってしまいます。

片麻痺などの障害もその環境刺激の取り込みにくさにもなるのです。

 

 

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株式会社 輝く羽

ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)

 

 

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