輝く羽のブログ

子供の発達

人は母親のお腹の中で

腹壁を蹴ったり、手を伸ばしあたってみたり

手や足が自分の体に接触したりと

お母さんのお腹の中の限られたスペースの中で、大きくなりながら自分の体を学習していきます。

 

母親のお腹の中の40週という時間をかけながら、体が作られ、脳が発達していきます。

 

母親のお腹の中は水で満たされています。

あなたも水中では重力を感じませんよね。

ですが、母親のお腹から外に出た瞬間に、地球に引き寄せられる重力を経験します。

 

重力を感じた瞬間から、人は運動の再学習に入るんです。

あんなに動き回っていたお腹の中とは違って、自分で動く事はできません。

最初は反射と言われる、パターン的な運動が出現する程度なのです。

 

その反射的な運動を使いながら

徐々に重力下の中で、人は動きを学習していきます。

 

手がもぞもぞと動き、顔に触れ始めます。

爪でひっかきそうかもしれませんが、ミトンはいるのでしょうか?

自分の手と顔を学習する感覚です。

 

首がすわるには、時間を必要とします。

保護してもらいながら、抱っこされたりと刺激を受けながら運動を学習します。

抱っこひもの中で、あなたの赤ちゃんはどんな首の状態ですか?

 

手足をバタバタさせて、自分が揺れるのも感じます。

ぼやけた視界の中で、物が動く事に興味を示していきます。

『何だろう』という興味の始まりかもしれませんね。

 

自分で動く事で、体は学習します。

寝返りが最初の自発的な動きですよね。

手を伸ばし、肩甲骨が浮いたかと思うとまた戻ってと繰り返す。

『上手くいかなかった』の繰り返しから『上手くいった』につながるのです。

何度もなんども繰り返し行い、学習しています。

 

腹ばいになっても、首をあげて、手をついてと自分の視界も変化させていきます。

まだ十分に発達していないのに、座ることを始めると

手をつく動きや、座るまでに必要な運動の学習を未経験で終える可能性があります。

 

四つ這いになる姿勢は

子供の発達ではとても大切です。将来の体の動きや発達ともリンクします。

 

ぶつかったり、後ろに倒れるのは心配ですが

それも、立派な経験なんです。

『痛い』も大切な刺激です。

時に頭を保護する用品が出てきますが、それは本当に必要なのでしょうか?

 

子供は、個々に自分のペースで成長します。

『○○ができた』と競争するものでも、比べるものでもありません。

その子に応じた、その時に必要な刺激をしっかり学習できる事が大切です。

 

時には、他の子よりも刺激を多く必要としますし、あっさりできたりもします。

 

今は、あまりにも便利になりすぎて

子供の発達は不十分なまま進むことが多いように感じます。

 

集中できない、疲れやすさも

時には関連しています。

 

子供に何かを選ぶときには、『この子に必要なものは』と考えてくださいね。

 

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ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)

 

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