輝く羽のブログ

変形性股関節症と向き合う

鹿児島の整体輝く羽の西です。こんにちは。今回は『歩きたいんです。』と輝く羽の扉を叩いてくださったクライアントさんとのお話です。変形性股関節という症状と向き合い、深く考える時間でした。

物腰が柔らかく、優しい笑顔の60代の女性。数か月ぶりにお会いした女性は、いつもに増して落ち着いた優しい笑顔でした。

前回最後にお会いした時は、手術予定を決めた病院帰りです。『西さんと出会えて決心できた。』そう言ってくださった女性の顔はスッキリしたような表情でした。

変形性膝関節症と診断され数年が経過する中で、痛みが徐々に増していき日常の歩行も辛い状況の中で、Northwest Superglass®のインソールを作成し、輝く羽の施術もスタートしました。

股関節の動きの変化や、体の崩れから出現する手の痺れなどは改善されても、どうしても股関節の痛みから逃れることはできませんでした。

関節は、関節包という膜に覆われて軟骨や関節液などにより衝撃を緩衝されます。しかし、女性の股関節の状況は骨と骨があたり骨自体が変形した状態で、施術では改善できない範囲に感じました。

そして一緒に痛みと向き合う中で私が提示したのは、手術も視野にいれた大きな病院での詳しい検査も一つの手段であるという事でした。『手術はできるだけ避けたい』そのクライアントさんの気持ちに相反する提案をする葛藤もありました。しかし、痛みに支配された生活の苦痛も見え隠れする中で、何を優先すべきなのか迷うクライアントさんの表情もありました。

小さなクリニックから、大きな病院への受診を決意し手術をするまではあっという間に進んでいきました。『手術予定までの最後の一か月がほんとに辛い痛みだった。』そう話してくださいました。

常に痛みがあるという生活は、本当に辛いと思います。今回は、施術で痛みを取り除く事はできませんでしたが、『西さんに歩きを見せたかったの!』と笑顔で歩いてくれるクライアントさんを見る事ができてとても嬉しく感じました。

何を選択するかはクライアントさんの決断ですが、常に大切な情報を伝えられ、最大のサポーターでいられるようにと感じた時間でした。

『今度からは、酷くなる前に西さんに相談しますね』と言ってくださいましたが、今後も元気に楽しく過ごしてくださるといいなと思います。

 

ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)
輝く羽は
鹿児島県鹿児島市の天文館にある山形屋近く、泉町にある整体です。脳梗塞後遺症などの施術、そしてあなたの歩きにくいなどの足の問題を改善するために、NWPL社のファンクショナオーソティックスというオーダーメイドのインソール(靴の中敷き)も作成しております。

 

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