『昔は〇〇だったのに』という言葉をよく聞いたりしますが…
昔はむかし、今はいまとも思ったりもします。それはなぜかというと、あまりにも社会環境・家族背景が大きく変化しているからと感じるからです。
しかし、それぞれの価値観にも付与するので議論がぶつかることも多いですよね。良さは、大切にして継承すべきなのですが、なかなか同じようにすることは難しいことです。
例えば、昔は専業主婦の家庭が多くありました。実際に男女共同参画白書においても、昭和55年には614万世帯だった共稼ぎの世帯数は、平成29年には1188万世帯に増加しています。それと反対に男性雇用者と無職の妻から成る世帯は減少しています。
(参考:https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h30/gaiyou/html/honpen/b1_s03.html)
それぞれに仕事を持ち、忙しい中でも協力しながら子育てをする。世の中の変化とともに、ライフスタイルも変化していますね。そんな中での子育てで必要な事は、子供の発達段階に必要な刺激を経験できているかをみてあげることも、必要なポイントです!
『親との関わる時間が大切だ!』という議論をされるのを見受けることもありますが、『子供とこどもの関わりの時間』もとても大切なのです!!
大人 対 子供 では経験できない部分ですね。
昭和の時代は、比較的に子供の人数も多く兄弟間の関わりで学ぶものも多かったりしたと思います。しかし、今は環境や経済などの背景も違い、多くの子供を育てるには大変な世の中に感じますし、出生率から言っても1っ子か2人兄弟が多いですね。その中で、子供同士の経験の場所である、保育園や幼稚園はベースを学ぶ大切な場所に感じています。『子供が集団を学ぶ最初の場所』だとも言えます。
最初は、一人遊びをする中で、ほかの子供が使っているものを見て真似をしたり、それを欲しがったりします。自分が一番だと主張しながら、互いに物や場所を取り合ったりしながら、徐々に譲ることや主張や協調を学んでいきます。同じような自分と他の人との関わりを学びます。
これは、対 大人 とはできない経験なのです。
それは、大人は自分の経験を通して話してしまたったり、行動を誘導してしまうからです。ここは、よくお母さん方や、先生たちにもお話する点でもあります!
例えば、おもちゃで遊ぶにしても
・仲良く使う
・使う順番があるから待つ
・声掛けが必要
など理論的や先を予測して伝えますよね。しかし、子供には『今使いたい!』『自分が先』があるだけで、なぜ?をうまく理解できないのです。
子供同士の経験を通して『とられた』『くやしい』『貸してくれてうれしい』『譲ったら褒められた・お礼を言われた』など繰り返し経験のやり取りをして学ぶのです。言語的な理論を学んでも、それは学びに結び付きにくいのです。理論は、たくさんの経験の後からついてくるのです。
子供の行動を見るときには、今どこの発達で困っているのか?うまくやれていないのかな?とひも解くようにしています。そのポイントをしっかり見つけてあげること!子供の発達過程の必要なポイントを知ること!それをうまく補うためのポイントをしっかりと教育者に伝えること!
それらで、子供はまたぐんと大きく成長するんですよ。
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