輝く羽のブログ

脳梗塞後遺症で悩んできた想い

『どうにかならないかと、ずっと悩んでいた』とのクライアントさんは、脳出血の後遺症を持つ女性でした。発症から数年経過している状況で、何とか今の状態を変える事ができないかと悩んでいたようです。

『どのようにすればよくなるのか?自分にできる事を一生懸命にやってきたけれど…。やっと私はあなたに出会うことができました』

その言葉通りに、問診においてもたくさんの言葉があふれていました。脳梗塞や脳出血・くも膜下出血などの脳血管障害の方を中心として病院で働いてきましたので、麻痺を持っている方の治療は私のベースにあります。

そして、今回のクライアントさんのように後遺症で悩んでいるあなたに出会うために私は輝く羽を起業しました。そんな思いとも重なり、『やっとあなたに出会うことができました』という言葉は私にもとても大きな言葉でもありました。

脳出血とは下の図にもあるように、血管が破れる病気です。

脳への血液が、脳の中に漏れ出すことで脳の組織を圧迫させてしまいます。圧迫が長時間になるとその部位は損傷を受け、司る機能が低下してしまいます。

例えば、手を動かす部位であれば手を思うように動かしたり、何かを握る事が困難になります。

 

今回のクライアントは、脳出血後の後遺症とともに何年も生活をされてきました。

『思うように歩けない…歩く事が怖い。』『麻痺した手は、手袋をしているかのように感じていて、うまく使えない』そんな毎日に加え

めまい・ふらつきもあるとの事でした。

脳の血管の障害を受けた方の多くは、『転ぶ=転倒』への恐怖心がとても強くあります。それは同時に体を自由に使えなくする心理的な側面もあります。

本来使うべき体の機能の三半規管という、自分の位置情報や加速度などを感知する場所が上手く働かなくなるのです。よって、めまいやふらつきの症状も出現してきます。

クライアントは多くの悩みを抱えており、検査の結果等では結びつかず悩んでいました。問診をしながら、体に起こった出来事などと照らし合わせて施術していくことで、動かなかった首の動きは変化していきました。

まだ、数年積み上げてきた症状への最初のステップですが、これから施術を積み重ねながらクライアントと一緒に楽に動ける体を目指していきたいと思います。

 

予防など詳しくは➡『脳卒中を予防しよう』https://nihonkenshin.jp/pdf/201510/02.pdf

ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)
輝く羽は
鹿児島県鹿児島市の天文館にある山形屋近く、泉町にある整体です。脳梗塞後遺症などの施術、そしてあなたの歩きにくいなどの足の問題を改善するために、NWPL社のファンクショナオーソティックスというオーダーメイドのインソール(靴の中敷き)も作成しております。

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

最近の投稿

おすすめ記事