輝く羽のブログ

リハビリのアプローチの違い

脳性麻痺で車椅子での生活がベースのクライアントさん。

脳性麻痺とは、出産の前後に脳の一部が傷ついたためにでる後遺症です。多くは脳の運動神経の部分に傷がつきますから、脳性まひの障害は主として運動発達(首が座る、這い這いする、手で握る、立つ、歩くなど)が遅れるかうまくいかないといった症状が出現します。

手足がこわばって硬くなる子ども(痙直型:けいちょくがた)、手足が余分に動きすぎる子ども(アテトーゼ型)、バランスがとりにくい子ども(失調型)など運動まひの型はいろいろあります。

明るくまじめなクライアントさんは、テニスや水泳、自転車など様々にチャレンジしています。『体が硬くなるとかいろいろ言われるけど、やりたい事に挑戦したい』とその言葉は力強いものでした。

そして『山に登りたいんです。だから、西さんのインソールを試してみたいんです。』とご連絡をいただきました。担当のリハビリの方とも情報交換し今の状況や、NWPL社のオーソティックス(インソール)の作成に関する意見を確認!

オーソティックス(インソール)は、座っている状態でも体に良い作用をもたらします。その効果も確認してもらい、体の状況を加えてアメリカへオーダーをかけました。作成には約1ヶ月の時間を要しますが、出来上がり後のクライアントの体の変化が楽しみです。

そして、施術後のご意見として『理学療法士とはアプローチが違ったので驚きました。楽です』といただきました。

幼少期から様々なリハビリを受けてこられているからこそ『違いが分かります』とおっしゃっていただきました。今のリハビリも勿論大切です。もう一つエッセンスとして、私も体のサポートをしていくことになりました。

山登りに向けて、変化を促進したいと思います。そして、今からクライアントさんが挑戦したいことは山の様にあると思います。そのために必要な施術と情報のやりとりをしながら、共に夢の後押しができたらと感じます。

そして、クライアントさんと街を移動しながら小さな段差の移動しにくさや、市電の乗り方も改めて私も学びました。共に高めていけたらと思います。

『意識しなくていい。頑張らなくていい。』あなたのために必要な努力は、私がします。

ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)
輝く羽は
鹿児島県鹿児島市の天文館にある山形屋近く、泉町にある整体です。脳梗塞後遺症などの施術、そしてあなたの歩きにくいなどの足の問題を改善するために、NWPL社のファンクショナオーソティックスというオーダーメイドのインソール(靴の中敷き)も作成しております。

 

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