歩き方

あなたは歩き方で悩んだことがありますか。

または、歩き方を指摘されたことがありますか。

 

では、

あなたは自分が歩いている様子を客観的に見たことがありますか？

姿勢や目線、　歩幅や歩きの癖、   歩きのリズムや足の蹴りだし方や膝の向き

様々なポイントがありますが、想像できますか？

自分の歩きを考える事は「ほとんどない」が、あなたの回答だと思います。

私たちは歩く事を意識することはないんです。

 

この『歩くことを意識しない』という事を知っていてほしいのです。

 

基本的に歩く運動は、ほとんど疲れないシステムになっています。

『歩くと疲れる』というお声を聴く事もありますが

それはあなたが歩き方を意識して、動かそうとしているのかもしれません。

または、あなたの足の骨の動きに問題があるのかもしれません。

 

しかし、

多くの現場で、『歩き方が悪いので、歩き方を変えましょう』というフレーズが出てきます。

歩き方を変える＝歩きを意識する

となっている指導方法や本がたくさんあります。

 

繰り返しますが

『歩くことを意識しない』で学習してきたものであり

脊髄というレベルで反射的にも出現するものなのです。

 

足の問題でいえば、爪の変形や偏平足や外反母趾は意識で歩きを変えたとしても

別の場所に問題を生む可能性が高く、根本的な原因の改善にはなりにくいです。

骨の問題であれば、動きを導くあなたにあったオーソティックス（足底版・インソール）が必要になります。

股関節や膝・腰部に問題がある場合は、その改善が必要になります。

 

歩くとは

踵の骨が、地面の上を転がる運動です。

その転がりが、他の骨とどのように影響しあうかがポイントになります。

 

歩くを修正する場合

意識させません。問題となっている体の状況を取り除きながら

あなたにとって必要な運動の感覚を体に入れこみ、体に反応させていくことが必要です。

 

本当の目的のために「何が必要なのか？」

そうでないと、いつまでも目的は達成しません。

あなたの体は、あなたは、何を望んでいるのですか？

 

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ブログ筆者：西綾（保有資格：作業療法士/准看護師）