女性は新しい命を育む段階で、体の中のホルモンは大きく変化します。
『その変化に対する知識と対処を知っておくことは大切です』
ホルモンの代表的なものとして
❒ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG):妊娠初期に妊娠を維持・子宮の収縮を抑制
❒プロゲステロン:妊娠に適した状態に保つ・水分や栄養を蓄える・体温を上がる・食欲を上げる
❒エストロゲン:妊娠時に適した状態に保つ・女性らしいからだを作る・自律神経を安定的に保つ
血管や骨などの維持に関与
❒プロラクチン:母乳を作るために関与
などがありあります。
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は妊娠初期に急激に増え、約妊娠3ヶ月ほどで減少します。つわりなどの時期と重なることから、その要因という説もあるようです。
そして、妊娠中に一番多く分泌されるのが『プロゲステロン』 と 『エストロゲン』です。この2つは、妊娠を維持するために重要な役割をはたします。女性のからだには、水分を保持しやすくなるので『むくみやすさ』や内臓の緊張を緩めるので『お腹のハリや便秘』などの状態を起こしやすくなります。
図のように、赤ちゃんがお腹の中で大きく育つので女性の内臓は大きく圧迫されるのでより緊張が強くならないためにも必要な作用なんです。また、からだを流れる血液の量は、妊娠前の約1.4倍にもなり酸素を運ぶ役目のある赤血球も1.2倍になります。赤ちゃんの包まれている羊水は、栄養や酸素などを受けて排出された尿とも関連しますので、水分をしっかり蓄える必要性もあるのですね。
そして出産を迎えると、この『プロゲステロン』 と 『エストロゲン』は一気に低下します。胎児がお腹の中にいるための役割を終えるのです。
その後『プロラクチン』というホルモンにより母乳がつくられると『プロゲステロン』 と 『エストロゲン』分泌は抑えられます。母乳は赤ちゃんの発育に応じた栄養素を作り出す役割もあります。
妊娠するホルモンとは別の子供を育てるための状態に体が切り替わるのです。そのため、産後は出産のために緩まった関節などがもとの状態に戻っていきます。また40週という間、子供をお腹に抱えるので体への使い方が変化したりなど腰・股関節周囲の組織にはダメージが見られやすいです。
『ホルモンのバランスの大きな変化と体の大きな変化』はケアできる時にしっかりしておきましょう。
そして、はじめての妊娠である場合などは、妊娠への不安・子育てへの期待と不安・仕事との両立・体調のコントロールなど精神面への負担も大きくなります。
出産前後の体のケア・心のケアは子供を育てていくためにも重要なポイントですよ。
女性だから産める喜びもあり、感動もあり…神秘的でもありますね。
ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)
輝く羽は
鹿児島県鹿児島市の天文館にある山形屋近く、泉町にある整体です。脳梗塞後遺症などの施術、そしてあなたの歩きにくいなどの足の問題を改善するために、NWPL社のファンクショナオーソティックスというオーダーメイドのインソール(靴の中敷き)も作成しております。
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