こんにちは、西綾(輝く羽:脳梗塞リハ・スポーツリハ)です!
彼女は、私に話しかけます。
『あのね。ずっと不安があってね』
「そうなんですね」「どんな不安か話せますか?」と問うと
『言えない。でも不安なの』
そう彼女は言い続ける。
不安がある人にも施術は有効ですか?との希望があり施術中の会話の一つです。
不安の要素は人それぞれにあると思います。そのような中でも、遺伝子的な要因で日本人は不安を抱きやすいとの論文も出ています。
また、不安症状を持つ人の多くは、前かがみの姿勢をとりやすく神経系やホルモンバランスの低下も生じやすいのです。
ここであなたへ、ちょっとイメージしてみてほしいのです。
『お腹が痛いな…。』もしくは、『仕事いきたくないな…。』などと言った陰的な感情を
あなたの姿勢はどのようになりましたか?
無意識に目線は下に下がらい、全身が脱力するように重力方向に引き下げられると思います。
ちょっと気持ちが沈むイメージだったので、反対もしましょうね!
楽しい事のイメージです。
『行きたかった場所に行ける事になった!』または、『仕事で上手くいき褒められた!』
どうですか?イメージだけでも眼球は上を向きますし、少し高揚した感覚になります。
あなたの気持ちは、体の状態や姿勢にも大きく作用されます。前かがみで、脱力した状態が長く続く。それだけで、体はどんどん重く動かしにくくなります。その状態が長く続くと、心の回復も妨げられるのです。
体の状態を整える事も、心を整えるために必要な条件でもあるのです。
先ほど、あなたが体感したように、イメージだけでも体の反応は変化しやすいのです。できるだけ、楽しい事を考えたり、思い出す事は大切なエッセンスになります。
今回の彼女は、不安であることを一緒に共有してほしかったようにも思います。『大丈夫だよ』と誰かの声掛けや手のぬくもりがあるだけでも感情は変化します。
ホルモンのバランスを変えたり、体の状態を調整しても変化する事もあります。
ただ、重度のメンタルな状態は、専門的な介入が必要になる事があるので、必ず専門家に相談しましょうね。
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