こんにちは、体と足の専門家輝く羽の西です。
先日、カフェでの打ち合わせをしていた時、隣の席にベビーカーを押す若い夫婦が座りました。
紺色のベビーカーに、女性が手を伸ばし、抱き上げた生後1~2ヶ月ほどの小さな赤ちゃん。
『あーなんてかわいいのだろう』
多くの方が私と同じ感想を抱き、穏やかな気持ちになると思います。
どうして、赤ちゃんを見ると無条件に『かわいい』と感じるのでしょう?
赤ちゃんをかわいいと思う心理
動物行動学者のコンラート・ノーレンツは、人間や動物の赤ちゃんにみられる身体的特徴の事を【ベビースキーマ】と定義しています。
この特徴により、私たちは『かわいい』と感じたり、守ってあげたいという心理が誘発されるようです。
その特徴とは
1.体に対して頭が大きいという体のバランス
2.顔の中央よりやや下に位置した目
3.短くて太い手足 などがあげられています。
赤ちゃんの泣き声
カフェでの打ち合わせを続けていると、突然『うぅぅ…うぎゃー』と赤ちゃんの泣き声
何かを不快そうに泣く声に、お父さんが必死であやすけれど、泣き止まず。
お母さんが抱きかわるも、泣き止まず。慌てた様子でお店の外へ。
赤ちゃんは、欲求を泣いてうったえるのが当たり前。
「大丈夫だよ。こう抱っこするといいのかもしれないよ」と
お節介に言ってあげられないまま、移動しなくてはならなく私はカフェを後に。
実は、赤ちゃんの泣き声は60dB以上もあるほど大きいのです。それは、四六時中子供を敵から守る自然界とは違い、天敵のいない人間だからこそ、大きな声で訴え知らせる必要があるのです。
だからこそ、「赤ちゃんは泣くのが仕事」なのかも知れません。
子育てへの不安
カフェを後にしながら、「丸々ように抱っこしたら、あの子は泣き止むかな?」などと、1人考える私…
それにしても、子育とは本当に大変だと思います。
特に初産だと、不安でしかないです。
国がいくらお金をサポートしようとも、適切な相談場所や安心して子育てをする環境や知識がないと難しいのです。
産後に鬱を発症する割合は、10人に1人と言われます。
コロナ禍によりその割合は増加傾向にあります。
それらの要因は
1.妊娠出産にあたり感染等に関しての過敏性が増し、不安傾向にある。
2.産前産後での他者とのコミュニケーション量やコミュニティー低下。
3.他者への興味関心の低下(触れ合いが少なくなることによっておこった文化の変化) などがあります。
また、妊娠出産を経る過程において、女性はホルモンバランスの急激な変化にさらされます。
ホルモンとは、人の機能を保つ分泌物です。
1.赤ちゃんを妊娠しお腹の中で育むホルモン
2.赤ちゃんを産む、授乳する、育てる、守るホルモン
このふたつは大きく違う作用をもちます。
このようなホルモンの影響を受けた体に、未経験の子育てや睡眠不足などのストレスが加わることで、自信を失いやすくなってしまいます。
そうなると、自律神経のバランスも大きく崩れ、イライラや不安が後を追うよに増加し、せめたててきます。
どうしたらいいの?
自律神経のバランスが崩れ、精神的にも辛くなってしまった時、こころだけではなく体も実は疲れています。
体と心はリンクしています。
まずは、
1.体を癒すことをオススメします。
妊娠や出産を経た体は、実はすごいストレスとダメージを受けています。その体をケアすることも大切なのです。
お母さんが元気でないと、赤ちゃんのうったえは察知したくても上手くできなくて当然!
2.誰かに相談しましょう。
身内の方へ相談して解決できたらよいのですが…
実はそこにも大きなストレスが潜むこともあります。
第三者の方に、アドバイスを求めるではなく、まずは聞いてもらいましょう。自分が抱えている事を、一旦全て外に出すことで整理できる時もあります。その際は、専門家だとなお良いです。(保健師さんは特にしっかりと窓口があります。)
3.手助けをもらいましょう。
完璧にらできる人なんて誰もいません。
少しで構いません。手伝いをもらってみましょう。
できない自分でも、大丈夫です。
実はできているのに、自分への評価が厳しい時もありますよ。
あなたが、笑顔になれる事が。
何よりも大切な事ですよ。
ブログ筆者:西綾(保有している医療資格:作業療法士/准看護師)
病院や施設にての経験も15年以上携わっております(多岐にわたる分野の経験あり)
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