鹿児島の百貨店といえば【山形屋】
そんなイメージがあります。
デイケア(通所リハビリ:介護保険で通う場所)で働いていた頃
80代の女性の女性に出会いました。
透き通るような肌に、よく手入れされた銀髪
杖を突くその手に差し色の赤のネイル
『山形屋へ出かける事が楽しみなの』と
微笑む笑顔
その方にとっても【山形屋】は
特別な場所という感覚をとても感じました
そんな事を思い出しながら、山形屋近くを歩いていると
やっぱり、杖をつきながら歩く方に視線を向けてしまいます。
『いつまでも元気に
大好きな場所へ行ってほしい。』そう思います。
杖といえば
【転ばぬ先の杖】
万が一のために十分な準備をするということわざが有名ですね。
ところが、現実的にはその【杖】が時には
あなたの能力を低下させてしまう事があることを知っていますか?
私たちの体は【外部(環境)との情報交換】で成り立っています。
(詳しくはこちら?)
人の運動は
【生まれてからあなたが経験してきた動き】が
脳などに蓄積され
【外部からの環境刺激】を基に無意識レベルで自動的に出力されています。
杖は【外部の環境刺激】となるのです。
歩く場合は【足の裏】からと【杖】からの
【外部の環境刺激】を体の中に取り込みます。
【杖からの情報】によって体がどういった反応を起こすかが重要になります。
あなたが杖を使用したときの様子を想定してみましょう。
支持基底面とは:
体重や重力により圧を感じることがでる支持面とその間にできる底面のことをいいます。
(あなたを支持している底の面になります)
【杖のない状態】に比べて【杖がある状態】は
杖の方向の前方(図では、右の前方へ広がる)に、支持基底面が広がります。
杖は、あなたの股関節くらいの高さに設定されます。
その高さで右前方に手を伸ばしてみましょう。
あなたは、右下前方に体を引っ張られませんか?
【右前方に指示面が広がる】=【右前方に重心が移動する】
杖という外部の環境情報から、あなたの姿勢はその方向へ引っ張られるのです。
過去のブログで姿勢の崩れたクライアントを紹介しました。
(ブログ内容は?)
クライアントは、杖で自分を支えた状態の姿勢が当たり前の姿勢になっていました。
その結果
座っていても、立っていても右の下方に倒れこみやすい状態になっています。
■杖を本当に使わないといけないのか?
■杖の使い方をどうお伝えするのか?
■どんな杖を使うのか?
とても重要になるのです。
最後に簡単なアドバイスですが
【杖を上手に使うには】
□力を入れず軽く杖を握る
□杖を腕の延長のような存在とする
□杖先をポン・ポン・ポンとリズミカルに地面に軽くタッチする
などの要素が重要になります。
【過去のブログは】?
https://hane.care/category/blog/
【お問い合わせ先は】?
TEL:050-5360-4310
メール:info@hane.care
鹿児島県鹿児島市にある 鹿児島の整体 脳梗塞のリハビリも施術可能
NWPL社のファンクショナオーソティックスはオーダーメイドインソール(靴の中敷き)販売
株式会社 輝く羽
ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)
コメント