小柄の60後半の女性
いつも笑顔で
ポジティブな思考の持ち主
ずっと夫婦で仕事をされてきており
引退した今もいつも一緒に過ごす
来院されるのも二人一緒
施術中には「散歩してくるね。」と優しい笑顔で出かける旦那さん
『ずっと家にいたからね』
そう話す彼女は、コロナの影響で数カ月全ての活動を自粛をされていました。
脳梗塞の後遺症は左側にあり
自粛前に比べて、自由に使える右側腰部に支点を保ちながら歩いていました。
少し動きにくくなったその体ですが
彼女からでた言葉は
「左手が使えるようになったから何でも左でいろいろしてたのよ。料理もちゃんとできるし。」
彼女が脳梗塞発症から2年経過していた時に出会いました。
□右手に杖
□左の足には装具(足首の動きを補助する道具)
□左手は動くが、自由に使えず体に添えられている
□料理は旦那様に協力してもらいながら、味付け担当
転倒し圧迫骨折した事もあり
杖を外して歩くなんて… そんな事は怖くてできない
彼女の過去の様子は
今では「そんな事もあったね」と笑い話になるほどです。
現在は、杖も装具も必要ありません。
左手は、包丁も使えるまでのなりました。(もともとの利き手は左)
自粛により、「何もできなくなった」ではなく
今の自分をポジティブに捉える姿は
もっと楽な体にしていこうと私の思いを強くします。
彼女の病気は脳梗塞です。
脳梗塞や脳出血などの脳の血管が障害をうける病気は
あなたが今まで脳に蓄積していた動きのデータへの回路を遮断します。
その事により
□麻酔後のようにあなたの感覚を失わせます(感覚麻痺)
□しびれた足のように自分の体がどのように動いているか分からなくなります(運動麻痺)
□力が入りすぎたり、まったく入らなくなったりします(運動麻痺)
上記により、あなたが当たり前にやっていたこと
立つ・座る・歩くができなくなります。
病院で治療を受けられる期間は最大で160日(約6カ月)です。
しかし彼女に出会ったのは、彼女が発症してから730日以上(約二年以上)経過してからです。
発症後は外来リハビリにも通い
どんな運動をすればいいのか、言われたことはしっかりと続け努力をされていました。
もとの元気な状態に戻りたい
若いころにもどりたい
そんな気持ちは誰にでも、いつだってあると思います。
その気持ちに寄り添い続けたいと彼女の笑顔を見ながら感じます。
あなたが自由に動くために必要な要素は何かを見極める事
あなたの持っている能力を引き出す事
それを繰り返し丁寧に行う事で
脳梗塞後遺症のリハビリは維持ではなく改善(変化)をもたらすものだと思っています。
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鹿児島県鹿児島市にある 鹿児島の整体 脳梗塞のリハビリも施術可能
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株式会社 輝く羽
ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)
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