輝く羽のブログ

骨をポキポキ鳴らさない理由

骨をポキポキ鳴らす事で

『気持ちがいい』

そう思われるかたもいますよね。

 

関節がポキポキっと鳴る理由としては

あなたの関節は、骨と骨の間にあり関節包という膜で包まれています。その中には滑液というあなたがよく耳にする、ヒアルロン酸などを含む液体によって満たされています。関節内の摩擦を最小限にし、スムーズな動きができる役割や、衝撃の干渉作用を担っているんです。

あなたの関節は引っ張ったり、急激に関節を曲げたりすることで、関節包内の圧が一気に変化します。その際に滑液包内の二酸化炭素などのガスが生じて気泡になります。その気泡が一気に移動し弾けてつぶれることで、ポキポキと音がなるといわれています。

*密閉された状態の液体は圧力が変化すると、中から気体が発生するメカニズムがあります。

この気泡が弾ける瞬間はかなり多きな力が加わるといわれます。(1トンともいわれる)それだけの負担を関節内に与えているのです。

 

また、ポキっという軽い高い音がする場合もあります

あなたの骨や関節の位置は、それを覆う筋肉や腱、膜などの組織によって保たれています。生活をする中で、徐々に動きが制限されてきたり、一定の行動しかしなくなります。そのことにより、筋肉などの組織の動きに偏りができてきます。

あなたがパソコンなどのデスクワークが多い場合は、肩の胸に近い組織は縮み、肩の背中側の組織は伸ばされます。そのことにより、肩の関節は前面の方向に引っ張られやすくなります。その結果、あなたが腕を上げる際に、骨や組織のズレから腱が弾かれる音などがする事があります。

 

さて、この上記の内容からあなたは、骨を鳴らす事をどう感じますか?

 

骨をポキポキ鳴らすことで、関節に大きな圧をかける事になり、あなたにはおススメできません。

背骨や腰骨などと呼ばれる脊柱には、脳から続く脊髄という大きな幹の神経が中を通っています。その幹は脊柱を構成する椎骨の一つ一つの間から神経を伸ばしています。

筋肉や腱などの組織の偏りによりは、骨の位置を変え関節の構成を変えている可能性が高いです。その際に骨を動かすや、鳴らすという行為は、神経を傷つける行為となります。

 

骨の歪みには理由があります。

その歪みができるには長い年月があります。

骨を動かすには、その他をしっかり調整する必要があります。

 

特に首はデリケートな部分になります。

骨を直接動かそうとしたり、鳴らす事はやめましょうね。

 

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ブログ筆者:西綾(保有資格:作業療法士/准看護師)

 

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