こんにちは、体と足の専門家・輝く羽の西です!
先日お客様から『足について相談させてほしいのです』とのお問い合わせがあり、輝く羽にいらしてくださいました。
緊張した面持ちの女性は『外反母趾が酷くて、見てもらいたかったのです』との事。
とても悩みながら、輝く羽に行くということを選択してくださったようです…
外反母趾とは
外反母趾とは、足の親指の付け根部分から、小指側に曲がり、その角度が20度を超えると診断されます。
重症度分類としては
軽度:15~20度
中等度:20~40度
重度:40度以上 とされています。
親指が小指側へ倒れていく事により、突出した親指の付け根部分が靴などにより圧迫されるなどし、炎症により痛みを起こしたり、神経を圧迫されるなどにより痛みが起こります。
外反母趾は成人のおよそ30%に認められるとされます。
約3人に1人は外反母趾で悩んでいる方がいるんです!
外反母趾の原因は?
要因として、靴の選び方などさまざまに言われています。その中でも輝く羽で特にご説明している2つのポイントに絞ってお話します。
1.遺伝的な要素
骨の変形などは、遺伝的な要素もあると言われています。両親や祖父母に外反母趾や変形性膝関節症・変形性股関節症などの症状をお持ちの方がいる場合は、何らかの足のトラブルを抱える可能性はあるということです。
輝く羽のクライアントさんで、親子で整形外科を受診していただいたところ、レントゲンを見て『本当によく似た足です』と言われた方もいます。
ご家族でご利用される方が多いので、症例の経験的な視点からも似る傾向はあります。
2.足の骨の構造的問題
足の機能として、【アーチを下げる働き】と【アーチを高くする働き】があります。実は、この切り替えが常に必要です。
しかし、皆さんが良く知る偏平足の足の方は、常にアーチが下がった状態になります。
アーチが下がった状態では、親指からの蹴りだしができず、足をツイストして蹴りだしてしまいます。これにより、親指の付け根への負担が大きくなり、外反母趾になるリスクが高くなるのです。
左)親指からしっかりと蹴りだせる足の写真
右)ツイストしてしまっている蹴りだしの足の写真
足は体の土台です。骨の構造で歩き方は変化します。
蹴りだせる足と蹴りだせない足があります。足の状態をしっかり評価してもらい、この切り替えができるサポートのあるインソールを選ぶことが重要
外反母趾はどうすればいいの?
外反母趾による痛みでの悩みや、見た目でも悩む方もいらっしゃいますね。
外反母趾かも?と感じたらできるだけ早い対処をおススメします。放置すると、軽度だった変形が重度になってしまう事もあります!
1.靴や靴下などの履物を見直す
自分の足のサイズにあった靴を使用することは、とても大切です。大きすぎる靴では、靴の中で足が滑りやすく、小さい靴では、圧迫をさらに強く受け変形や痛みを強くする要因になることも。
足のサイズを知り、変形や痛みがひどい場合は高いヒールは避けましょう。ぐにゃぐにゃ柔らかい靴や、硬すぎる靴もNG!(他のブログの靴の履き方を参照してください。)
また、5本指ソックスも輝く羽ではおススメしません。
2.足のサポートするインソールを着用する
先ほども足の説明で、【アーチを下げる働き】と【アーチを高くする働き】の入れ替わりが大切とお話しました。この機能のサポートが重要になります。インソールで歩く時の足の構造をサポートする方法をおススメします。
3.整形外科での手術
見た目で悩むという方もいらっしゃいます。大きく変形してしまった場合は、整形外科での手術適応となります。
脱臼してしまっている場合などもあり、見た目に悩む方は医師にしっかりと相談してください。
悩んだ患者さんは?
輝く羽に来られた女性は
『本当に悩んだんです。他の靴も試したりしてきたけど、歩くのも痛い… 』
そう言いながら、緊張した様子
『将来が怖いんです。歩けなくなるのでは?って』そう話される思いよくわかります。
そして
1.今の足の状態
2.原因
3.輝く羽のインソールの説明
4.足のデータのスキャン
をさせていただいた後には、『勇気をもって、ここにきて良かった』そう笑ってくださいました。
『インソールよろしくお願いします』その言葉が今度は『インソールを作ってよかった』となることを確信しています。
ブログ筆者:西綾(保有している医療資格:作業療法士/准看護師)
実際の現場に15年以上携わっており多岐にわたる分野の経験あり。
PS
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