こんにちは、西綾(輝く羽:脳梗塞リハ・スポーツリハ)です!
よいっしょ。よいしょ。よいしょ。と体の反動を利用して椅子を動かす。その女性は、右手と右足は自由に動かせない。そんな中でも
『椅子が壊れるか!?○○さんが目的地に着くか!?』と温かく見守るスタッフさん
くも膜下出血の後遺症で車椅子。発症から8年は経過している。
言葉を発することはほぼ無い。嫌な時は悲しい声で訴える。しかし、笑顔は、とてもかわいく素敵。
坂の上のお家(住宅型有料老人ホーム)に施術に伺うようになり約半年。最初は、触れるのも嫌がっていた。『うーんんん』と高く悲しい声で首を横に振る。
数年経過した、手のひらは硬く握りこむ。筋肉や皮膚が短くなり、伸ばすと痛む感覚が入る。徐々に硬さが緩まり、動く範囲も広がった。今は施術を受け入れてくれる。(時々悲しく訴えるけど)
自分の目的をもって、自分から動くんです!(ここ1ヶ月、自分からやり始めたそう。)
自己組織化だ!!!(自然と自分の運動を引き起こしだした!)
医療で働く人だとわかると思います。麻痺を持つ人が、椅子を前後にして動く事の難しさ。そして、多くの施設では、『危ない』といって動作を止められる事。坂の上のお家を運営するいろ葉さんのすごい事は他にもある。生活を車椅子だけにしない!労力を惜しむことなく、椅子やソファーに座ってもらう。そして、いろんなタイプの椅子がある(その人に合わせ、細やかに変えている)
だから、『動きたい』という彼女の新たな合図となった。椅子を使って方向を変えたり。自分から移動しようとする。
あなたは、「車椅子の方が、動けるじゃない」と思うかもしれない。
でも、車椅子でいる事は。ずっと体をL時に曲げている時間が圧倒的に多くなる。(車椅子のための体になってしまう)立つ動作や、指示面から重心を変化させることは、体の能力を維持するためには大切な刺激!!
体の安定性が上がり。座る姿勢も良くなった。体が動かしやすくなっている。そして、いろ葉の能力を伸ばす環境。
その結果が彼女の動きたい!に繋がり、行動を示すようになった。(動く事ができる)
ご紹介から、娘さんたち家族の思いが繋がり、施術をスタートして。今の変化がある。
そして、いろ葉さんという施設のおかげで、相乗して変化が生まれる。
とても嬉しい経験です。
くも膜下出血後遺症、脳出血後遺症、脳梗塞後遺症の方が、過ごしやすくなるためにこれからも寄り添い変化していきたいと思います。
変化は動画で↓
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